発行元 アナ・クーリング .
エディションノート
ジェシー・リバモアが使った板情報の解読(テープリーディング)で相場のトレンドをつかむ!
著者リチャード・D・ワイコフは、19世紀末から20世紀初めのアメリカで活躍した株式トレーダーで、ダウ、リバモアなどの理論に通じ、独自の投資システムを確立したテクニカル分析の先駆者だ。
本書では資金の準備から始まって、本格トレードに入る前の練習法、銘柄選び、仕掛け方、ストップ注文の出し方、相場展開の読み、利益確保の方法、手仕舞い方、心のコントロールに至るまで、株式トレードに必要な基礎を網羅する。
特に中心的なテーマは「テープリーディング」で、これは稀代の相場師ジェシー・リバモアも用いた投資手法として知られる。 ワイコフによると、テープリーディングとはテープに基づいて株価の当面のトレンドを確定する科学であり、現在のテープ情報から将来起こりそうな出来事を予測することである。
また、マーケットの魔術師リンダ・ブラッドフォード・ラシュキは「スイングを解釈するためには、より大きなトレンドのなかにある個々の値動きを研究し、分析することが重要」と述べる。それはまさに「リチャード・ワイコフ、ジェシー・リバモア、ジョージ・ダグラス・テイラーなどの初期のテープリーダーが活躍した、100年以上前の純粋な市場分析のルーツに戻ること」なのだ。
本書は100年以上前に書かれたものであるが、株式売買の仕組みは基本的に現在と変わりがない。今日の株式投資家にとっても計り知れない価値のある基本図書である。
※本書は『ワイコフの相場成功指南』(パンローリング刊)を文庫化したものです。
「テープリーディング」は、今で言う「板情報の解読」によってさまざまなニュースをいち早く察知し、株価の当面のトレンドを確定する科学である。稀代の相場師リバモアも用いた投資手法だ。著者のリチャード・ワイコフはテクニカル分析の先駆者としてテープ解読や価格変動の研究に多大な功績を残しており、本書は魔術師リンダ・ラシュキもたびたび読み返すという。あらゆる株式トレーダーが本書から大きなヒントを得ることができるだろう。